読者からの質問:
私はモラハラ気質の両親から逃げるためにこっそり引越しの準備をしていたのですが、引越し先がバレてしまいました。その結果、親のモラハラがひどくなり、警察に相談しました。警察の方からは、住所がバレている以上、その場所には行かない方がいいと言われました。モラハラの状況が異常であることも指摘されました。家にいたくないのであれば、出ることをやめるようにとも言われました。もし行くあてがあるなら、そこで警察に相談するようにとも言われました。現在は友人の家にいるのですが、友人は了承してくれています。警察にも行き、居場所がバレないようにと念を押されました。
その後、母からLINEや連絡先を消していたのですが、ショートメールで「あなたの嘘で警察が動いていることを忘れないでね」とメッセージが来ました。私は捕まるのでしょうか?嘘をついていることになるのでしょうか?友人には家庭のことを話した上で来てくれと言われたのですが、迷惑をかけてしまうのではないかと不安です。どうしたらいいでしょうか?実家に帰るべきなのでしょうか?
今、とても混乱していて、文章がわかりにくいかもしれませんが、よろしくお願いします。
モラハラからの逃避:法律と心理学的視点で考える
最近、モラハラに苦しむ人々の相談を受けることが多い。特に、親からのモラハラというのは、物理的な暴力とは違い、外からは見えないだけに、逃げることが難しい。さて、今回は読者からの具体的な質問に基づいて、法律的な視点と心理学的な観点からアドバイスをしていこうと思う。
相談内容の整理
読者は、モラハラ気質の両親から逃げるために引越しの準備をしていたが、引越し先がバレてしまった。その結果、親のモラハラがひどくなり、警察に相談したところ、「住所がバレている以上、その場所には行かない方がいい」とのアドバイスを受けた。現在は友人の家にいるが、そのことを友人に話したかどうか不安を感じている。
まず、ここでの重要ポイントは、モラハラが「異常な状況」であると警察にも認識されているという点だ。実際、モラハラは精神的な虐待であり、被害者に深刻な影響を及ぼす。そのため、あなたの状況を真剣に受け止めてくれる専門機関や警察があることは、とても心強いことだ。
法律的視点から見るモラハラ
モラハラは法律上「精神的虐待」として位置付けられることがあるが、法的には具体的な基準が存在するわけではない。そのため、「モラハラ」を証明するのは難しいことが多い。たとえば、証拠としてはメッセージやメールのやり取りが役立つが、実際にどれだけの被害を受けているのかを証明するのは容易ではない。ここで注意が必要なのは、あなたが「嘘をついている」と母親から指摘されたことだ。
法律的には、警察に相談することは非常に重要だ。あなたが受けている精神的な虐待は軽視されるべきではないし、そのことを証明するための一歩を踏み出したこと自体、正しい判断であると言える。嘘をついているかどうかは、あなた自身が感じている苦痛を基準に考えるべきだ。もし、実際に警察に相談したくなるほどの苦痛を感じているのであれば、その苦痛は現実のものであり、あなたの行動は正当化される。
家を出ることの意義
「実家に帰るべきか?」という問いに対して、私の意見は明確だ。絶対に帰るべきではない。あなたがモラハラから逃げるために出たという事実は、あなた自身の心の健康を守るために必要な行動だからだ。親との関係については、心の傷が癒えるまで距離を置くことが重要だ。
友人の家にいるということは、あなたにとって非常に大きな選択だ。友人があなたの事情を理解してくれているのなら、その関係を大切にするべきだ。あなたの事情を話すことに抵抗を感じる気持ちも理解できるが、友人はあなたを助けたいと思っているのだから、その気持ちに応えてもいいのではないか。
今後の行動について
このまま友人の家で過ごすのが良いと思う。警察のアドバイス通り、居場所をバレないようにすることは重要だ。万が一、実家に戻るようなことがあれば、再びモラハラに晒されるリスクが高まるからだ。法的にも、現状を維持することで、あなた自身の安全が確保される。
また、もし将来的に精神的なサポートが必要であれば、カウンセリングを受けることも考えてみてほしい。専門のカウンセラーや心理士に相談することで、あなたの感情を整理し、次のステップを考える手助けになるはずだ。
自分自身を大切にすることが最優先
最後に、最も大切なことは、あなた自身の心の健康を第一に考えることだ。モラハラに対する恐怖や不安は、非常に辛いものだが、それを乗り越えるためには、まず自分を守ることが必要だ。誰かに頼ることは、決して弱さではない。むしろ、それは強さの証だ。あなたが新しい環境で心地よく過ごせるように、少しずつ前に進んでいくことができればいいと思う。
このような状況にある人たちには、常に自分の価値を信じてほしい。あなたは、モラハラを受けるに値しない人間だ。あなたの未来には、もっと素晴らしい選択肢があると信じて、少しずつでも進んで行こう。

