読者からの質問:
マンションの管理組合に関する質問です。
私は管理組合の理事ではありませんが、将来的に理事になる可能性があるため、知識を深めたいと思っています。
状況としては、約100戸の分譲マンションで、管理組合法人が設立されています。ある区分所有者が管理費と修繕費を18ヶ月も滞納しており、管理組合理事長や外部の管理会社から催促を受けていますが、相手は「相続するかどうか決まらないので払わない」と言っており、電話にも出ない状態が続いています。今年に入って、「相続放棄申述受理通知書」の写しが管理会社に送られてきました。
このような状況において、管理組合法人の理事としてどのように対処すればよいのでしょうか?弁護士に依頼することになると思いますが、その手順や費用についてもよく分かりません。アドバイスをいただけると助かります。
マンション管理組合の滞納問題への対処法
最近、ある読者から興味深い質問をいただいた。約100戸の分譲マンションの管理組合で、管理費と修繕費を18ヶ月も滞納している区分所有者の話だ。この方は相続の問題を理由に支払いを拒否しているとのこと。まさに悩ましい状況だ。
まず、管理組合理事としての立場から言うと、こうした滞納問題は本当に頭を悩ませる。私もバイト先の司法書士事務所で、同様のケースを扱ったことがあった。ある時、理事長が「これが解決するまで、みんなでおやつを食べる会を開こう!」なんて冗談を言って、場を和ませていたのを思い出す。こうした小さなユーモアが、緊張感を和らげてくれるのかもしれない。
滞納者とのコミュニケーション
まずは、滞納している方とのコミュニケーションを試みるのが基本だ。電話に出ないのであれば、文書で催促するのも一つの手。感情的な表現は避けて、事実を淡々と伝えるのがポイントだ。「お支払いがないと、今後の運営に支障が出る」というように、具体的な影響を示すと、相手も少しは考えてくれるかもしれない。
ただし、相続放棄の通知が届いているとなると、状況が複雑になる。相続放棄を行った場合、その相続人は債務を引き継がないため、管理費の滞納もそのまま放置される可能性がある。ここでの対策が重要だ。
弁護士への依頼
このような場合、弁護士に相談するのが有効だ。弁護士に依頼する手順としては、まずは相談予約をすることから始まる。事務所によっては初回相談は無料のところもあるので、気軽に問い合わせてみるといい。私も初めて弁護士に相談したとき、緊張して早めに着いてしまった。待合室でお菓子を食べ過ぎて、結局、肝心なことをすっかり忘れてしまった経験があるから、メモを持参することをお勧めしたい。
弁護士に依頼することで、滞納者に対する法的手段を講じることが可能になる。例えば、滞納額に応じて訴訟を起こすこともできる。費用は弁護士によって異なるが、事前に見積もりを取ることが大切だ。思わぬ出費になることもあるので、事前に確認しておこう。
まとめ
滞納者とのコミュニケーションを怠らず、必要に応じて専門家に相談することが重要だ。理事としての役割は大きいが、仲間と共に助け合いながら、解決策を見つけていくことが大切だと思う。
このような経験がある方や、他のアドバイスがあれば、ぜひコメントでシェアしてほしい。みんなで知識を深めて、より良い管理組合を目指していきたい。