読者からの質問:
少し前に実習に行ったのですが、どうやって子どもに話しかけたら良かったのか、いまだに悩んでいます。私の実習先では食育に力を入れていて、お昼ごはんを残してはいけないというルールがありました。時間内に食べきれない子は、その後も帰りの時間まで席から離れられません。
ある日、隣に座った子がご飯の前に急に泣き出してしまったので、「どうしたの?」と聞いたら、「食べきれないからご飯が嫌だ」と話してくれました。ご飯の時間が来ること自体に不安を感じて泣いてしまうのはおかしいのかなと思いつつ、でも実習生がルールを守らなくてはいけないし、どうしたら良いのか困ってしまいました。結局、「食べられるだけ食べてみよう」とか「泣かないで楽しくおしゃべりしよう」と思って話しかけたのですが、最終的にはその子も笑顔になったものの、結局食べきれずに残されてしまいました。
その日の反省会で、なぜ泣いていたのか聞かれて、「食べきれないと不安がっていました」と伝えたら、「あなたはなんて言ってたの?食べられるだけ食べるじゃ駄目でしょう?」と指導を受けました。どうやって声をかけたら良かったのか、今でも正解がわかりません。皆さんだったらどうしますか?
子どもとのコミュニケーションの難しさ
実習先でのエピソード、とても共感します。私も子どもと接する場面で似たような経験をしたことがあって、その時のことを思い出しました。食育に力を入れる場所だと、ルールが厳しい分、子どもたちもプレッシャーを感じやすいんですよね。
ある日、私も子どもたちと一緒にお昼ご飯を食べることになって、周りの子たちが楽しそうにおしゃべりしている中、ひとりの子が急に静かになってしまったんです。何かあったのかなと思って声をかけたら、その子も「お腹がいっぱいなのに、まだ食べなきゃいけない」と泣き出してしまったんです。私もどうしたらいいのか分からず、「大丈夫だよ、少しずつ食べようね」と言ったものの、結局その子も残してしまいました。
心の声を聞く大切さ
その時思ったのは、ルールを守ることも大事だけど、それ以上に子どもたちの気持ちに寄り添うことが大切なんだなということ。泣いている子に「どうして泣いているの?」と聞くのは良い一歩だけど、その後の対応が重要だったと反省しました。指導された時も、「ただ食べられるだけ食べて」なんて言うのではなく、「一緒にどうしたら食べられるかな?」という姿勢で接するべきだったのかもしれません。
それに、実習生としての立場もあって、どうしてもルールを守らなければと思ってしまう気持ちも分かります。でも、子どもたちが安心して食事を楽しめる環境を整えてあげるのが大人の役割なんだな、と今は思っています。
あなたの経験を教えてください
このような経験は本当に難しいけれど、子どもたちとの関わり方を考える良い機会になりますよね。みなさんは、どのように子どもたちに声をかけていますか?何か印象的なエピソードや、成功したコミュニケーションの方法があれば、ぜひ教えてください!お互いの経験を共有し合って、少しでも成長できるといいなと思っています。