子供を産むこと、産まないこと。その選択と後悔について
先日、友達とカフェでお茶をしていた時のこと。彼女は障害を持つ男の子を育てているママで、いつもながらの介護の日々について話してくれました。その日も、「預けたい」「辞めたい」という言葉が何度も出てきて、聞いている私も胸が苦しくなりました。彼女の表情は疲れ切っていて、でもその中に「こんなこと言っちゃダメだよね」という罪悪感も見え隠れしていました。
「子供がいればすべてが解決する」という幻想
確かに、子供がいることで幸せを感じる瞬間はたくさんあります。私自身も2人の子供を育てていて、彼らの笑顔や成長を見るたびに、この子たちがいてくれて本当に良かったと思うことが多いです。でも、それはあくまで「今の私」の状況であって、すべての人に当てはまるわけではありません。
友達の話を聞いていると、子供を産むことの重さを改めて感じます。特に、障害を持つ子供を育てることは、想像を超える大変さがあるのだと実感しました。彼女は「預けたい」と言いながらも、子供を愛しているし、一生懸命に育てています。でも、その中で「辞めたい」と思うこともある。それは彼女が悪いわけでも、子供が悪いわけでもない。ただ、現実がそうなのだと。
親のエゴと後悔
「子供を産んで後悔する人よりも、産まなくて後悔する人がいる」という話を聞いたことがあります。でも、それは本当にそうなのかな?と疑問に思うこともあります。確かに、子供がいないことを後悔する人はいるかもしれません。でも、子供がいることを後悔している人も、実はたくさんいるのではないでしょうか。ただ、それを口に出すことが難しいだけ。
友達の話を聞いていると、彼女が「預けたい」「辞めたい」と言うのは、決して子供を愛していないからではない。むしろ、その逆で、子供を愛しているからこそ、自分が限界を感じていることを認めざるを得ないのだと思います。そして、その気持ちを吐き出すことで、少しでも心の重荷を軽くしようとしているのかもしれません。
犯罪者や迷惑者も誰かの子供
また、犯罪者や迷惑者だって、誰かの子供です。彼らをかばう親が「親失格」だと思う人もいるかもしれません。でも、親として子供を守りたいという気持ちは、誰にでもあるのではないでしょうか。もちろん、それが正しいことかどうかは別として、親としての本能的な部分もあるのだと思います。
でも、それでもやっぱり、子供を産むことの責任は大きい。そして、その責任を負いきれない人もいる。里親や赤ちゃんポストが存在するのは、その現実を反映しているのだと思います。
最後に
子供を産むこと、産まないこと。どちらにも後悔はつきものです。でも、その選択をした自分を責めるのではなく、今の状況を受け入れ、前に進むことが大切なのかもしれません。友達の話を聞いて、改めてそう思いました。
みなさんはどう思いますか?子供を産むこと、産まないことについて、どんな考えを持っていますか?ぜひコメントで教えてください。
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