読者からの質問:
平安後期の貴族の服装について、男女それぞれの特徴を教えていただけますか?また、衣桁にかけた資料を見たいのですが、男性の服装が衣桁にかけられていることはありますか?衣桁以外でも、服がかかっている状態の資料があれば知りたいです。
平安後期の貴族の服装に迫る
こんにちは!今日は平安後期の貴族の服装についてお話ししようと思います。平安時代といえば、美しい文学や詩が生まれた時代ですが、ファッションもまた非常に魅力的なんです。私も最近、京都を訪れた際に平安時代の服装をテーマにした特別展を見に行ってきたので、その体験も交えながらお伝えしますね。
平安後期の男女の服装の特徴
平安後期(おおよそ11世紀から12世紀)になると、貴族たちの服装はさらに華やかさを増していました。まずは男性の服装から見てみましょう。
男性の服装
男性の服装は「直衣(なおい)」や「狩衣(かりぎぬ)」などが主流でした。直衣は、上着と下着が一体になったようなデザインで、シンプルながらも格式がありました。色も落ち着いたものが多く、黒や紺、深緑などが好まれました。一方、狩衣は狩りに出かけるときの服装で、もう少しカジュアルな印象です。
私が京都で見た展示では、当時の男性の服装が衣桁にかけられていて、そのシルエットを間近で見ることができました。生地の質感や色合い、細かい刺繍までしっかりと見ることができたのが良かったですね。特に、狩衣の袖口に施された模様がとても美しくて、思わず見とれてしまいました。
女性の服装
次に女性の服装ですが、こちらはもっと華やかで、重ね着が特徴的でした。「十二単(じゅうにひとえ)」と呼ばれる、層に重ねた着物が特に有名です。色とりどりの着物を何枚も重ねることによって、立ち姿が非常に美しく見えます。色彩の組み合わせに関しては、当時の女性たちはとてもセンスが良かったようで、季節や日によって使う色を変えていたと聞きます。
私が訪れた特別展では、実際に十二単を試着できるブースもありました。少し恥ずかしい気もしましたが、着てみたらその重さに驚き!これを着こなすには、相当な体力が必要だなと実感しました。さらに、女性たちが髪を結い上げる様子も美しく、髪飾りやアクセサリーも当時の貴族の重要なファッションアイテムだったんですね。
衣桁にかけた資料について
さて、質問にあった「衣桁にかけた資料」という点についてですが、私が見た展示では、男性の服装が衣桁にかけられていることがありました。特に、狩衣などカジュアルな服装は、形が整えられた状態で展示されることが多いです。展示品を見ると、衣桁の高さや形も考慮されていて、まるで当時の貴族がそこにいるかのような雰囲気が漂っていました。
また、衣桁以外でも、例えば平安時代の絵巻物などには、貴族たちが服を着ている姿が描かれています。これらの資料を見ることで、当時の服装のイメージがより具体的に掴めますよ。
実際に見てみると…
私の感想としては、実際に平安時代の服装を見ると、その美しさや技術に圧倒されます。時代を超えてもなお、人々が美を追求していたことを感じることができました。特に、細かい刺繍や生地の質感は、現代のファッションとはまた違った魅力があります。
あと、ちょっとした余談ですが、平安時代の貴族たちは衣服の重さに加え、靴も独特でした。「草履(ぞうり)」や「下駄(げた)」などの履物は、今でも日本の伝統的なスタイルとして残っていますが、当時はそれに合わせた足元の美しさも大切にされていたそうです。
まとめ
平安後期の貴族の服装は、男性も女性もそれぞれに独自の美しさを持っていました。衣桁にかけられた資料や絵巻物を通して、当時のファッションを感じることができるのは素晴らしい体験です。もし興味があれば、ぜひ展示会や資料館を訪れて、実物を見てみることをおすすめします!
また、平安時代の服装を体験するイベントもたくさんあるので、家族で出かけるのも楽しいかもしれません。私も息子がもう少し大きくなったら、一緒に着物を着て散策したいなと思っています。
それでは、また次回のブログでお会いしましょう!平安時代のファッション、あなたも興味が湧いてきましたか?
