読者からの質問:
最近、中居正広さんに関する報道を見て、「女性が後で“ありがとう”って送っていたから、合意だったんじゃないか？」という意見を耳にしました。この考え方には違和感を感じるのですが、私だけでしょうか？
フジテレビの第三者委員会の報告書では、“ありがとう”という言葉が実際にあったかどうかには触れられていないため、それを事実として断定するのは早計だと思います。
また、人は強い緊張や恐怖の中で、相手に逆らわずにやり過ごそうとする「従順・懐柔反応」を示すことがあります。笑顔や優しい言葉、さらには「ありがとう」といった表現も、時には自分を守るために出てしまうことがあると思います。それをもって「同意だった」と捉えるのは、被害者の心理的な背景を無視しているのではないでしょうか。
厚労省の通達にも「迎合的な態度があったとしても、それが被害を否定する理由にはならない」と明記されています。こうした現実の声や制度の基準にも目を向けて考えることが大切だと感じます。
質問です。「ありがとう」という言葉があったとして、それだけで本当に性被害の可能性を完全に否定できるのでしょうか？皆さんはどう思いますか？意見をお聞かせいただけると嬉しいです。
性被害と「ありがとう」の意味
最近、友人と一緒にコメディ映画を楽しんでいたとき、ふとした拍子にこの話題が出たんです。彼もまた「ありがとう」一言で全てが許されるわけじゃないよね、と言ってて、なんだか共感しました。私たちも日常生活の中で、ちょっとしたやり取りや言葉に気を使うことが多いけれど、特に感情が高ぶっている時って、反応が本当に難しいですよね。
例えば、私の子どもが初めての発表会で緊張していたとき、彼は笑顔で頑張っていましたが、実は心臓がバクバクしていたんじゃないかと思います。その笑顔の裏には不安があったかもしれない。そして、終わった後に「ありがとう」と言ったのは、親としての期待に応えたかったからかもしれません。このように、表面上の反応が必ずしも心の中を反映しているとは限らないですよね。
見えない心理の複雑さ
私が思うに、報道やネットでの意見が飛び交う中で、「ありがとう」という言葉があったからといって本当に合意があったとは言えないと思います。実際、私たちが普段のコミュニケーションでどれだけ相手に気を使っているかを考えると、特に緊張や恐怖を感じている場面では、逆らわずにやり過ごすために無意識のうちに出てしまう反応だってあるはずです。
私自身も、友人とのトラブルがあった時、相手に気を遣って「大丈夫だよ」と言ったことがありますが、その裏には「本当は気にしているのに、面倒を避けたい」という気持ちが隠れていました。だからこそ、相手の言葉や行動を安易に解釈するのは危険だと思います。
中居正広さんの対応
友人が言っていたように、中居さんが「全責任は私個人にある」と言ったことには重みがありますよね。周りの意見や噂よりも、本人がどう感じているのかが大事だと思う。反論をしなかったのは、何かしらの理由があるからだと思うんです。
私たちが普段考えないような、大人の世界の複雑さや、メディアが伝える情報の影響も大きいでしょう。特に、性被害に関する話題は敏感で難しい。だからこそ、私たちも一緒に考え、声を上げていくことが大切なのかもしれません。
あなたの意見を聞かせて！
このような話題について、みなさんはどう感じていますか？同じように「ありがとう」という言葉に違和感を持った経験があれば、ぜひコメントで教えてください。私たちの周りには、まだまだ知らないことがたくさんありますから、一緒に考えていけたら嬉しいです。
