恐ろしい経験を乗り越えるために
読者さん: 11年前に付き合っていた彼氏に刺されるという恐ろしい経験をしました。彼は私がボーイッシュな友人と遅くま
で飲んでいたことを勘違いし、私が男性と一緒にいると思い込んでしまったのです。説明する間もなく、私に対して「誰かのものになるなら殺す」と言い、何度も刺されました。生死をさまよい、約2週間意識を失っていました。
もえ: そんな恐ろしい体験をされたなんて、本当に辛かったですね。心のどこかでその出来事が今も影響を与えているというのがよくわかります。傷跡やフラッシュバックは、体だけでなく心にも残ってしまうものだから、毎日がどれほど大変か想像するだけでも胸が痛む思いです。今はどのように過ごされていますか?
読者さん: 時間が経ったことでフラッシュバックはあまりないんですが、先端恐怖症になってしまって、包丁は子供用のものしか使えません。身体にはたくさんの傷が残っていて、素敵な夫と出会えたものの、他の男性と接するのが今でも苦手です。
身体的・精神的な傷の影響
もえ: それは本当に大変ですね。身体的な傷はもちろんですが、その経験が心にも大きな影響を与えていることが伝わってきます。特に、他の男性との接触が苦手というのは、過去の経験がどうしても影を落とすからこそ生じる反応ですよね。どういう瞬間に、その不安を強く感じますか?
読者さん: 例えば、夫以外の人と接するとき、どうしてもあの時のことを思い出してしまうんです。気持ちが不安定になって、相手を信じられない自分がいて。初犯で3年で刑務所を出た彼が普通に働いていると聞くと、理不尽に感じてしまいます。
感情の整理と自己防衛
もえ: 理不尽に感じるのは当然です。あなたが受けた傷は一生残るもので、その一方で彼は普通に生活しているという現実は、本当に許しがたいですよね。こういった感情を持つこと自体は、あなたが自分を守ろうとしている証拠でもあります。自分を守るために心の壁を作っているのは、自然な反応なんですよ。
読者さん: そう言ってもらえると少し気が楽になります。自分を責めなくていいんですね。
自己理解とサポートを求めること
もえ: もちろんです。あなたの感じていることは、全て自然な反応ですし、どんな感情を抱いても良いのです。時には、プロの助けを借りるのも一つの方法です。カウンセリングやセラピーは、心の中の整理を手伝ってくれることが多いです。もし興味があれば、試してみるのも良いかもしれません。
読者さん: 確かに、誰かに話を聞いてもらうのは助けになるかもしれません。ですが、なかなか一歩が踏み出せない自分もいるんです。
小さな一歩から始めることの大切さ
もえ: その気持ち、よくわかります。一歩を踏み出すのは、とても勇気がいることですから。まずは、小さな一歩から始めてみるのも良いかもしれません。たとえば、信頼できる友人に過去の体験について少し話してみるとか。少しずつ、自分のペースで進めていけば大丈夫です。
読者さん: そうですね、友人には話しやすいかもしれません。少しずつそのようなことを考えてみます。
新しい人間関係の築き方
もえ: それは素晴らしいですね!新しい人間関係を築くのは、最初は難しいかもしれませんが、あなたの優しさを理解してくれる人がきっといるはずです。夫以外の男性と関わる際は、最初は距離を置いてみるのも良いかもしれません。そうすることで、安心感を持ちながら少しずつ心を開いていけるかもしれません。
読者さん: 距離を置くこと、良いアイデアですね。少しずつ自分のペースでやってみます。
自分を大切にする時間を持つこと
もえ: そうそう、自分を大切にすることも忘れずに。日常の中で、自分が安心できる時間を作り、その中で少しずつ自分と向き合うことができれば、心の負担が軽くなるかもしれません。趣味や好きなことを通じて、自信を取り戻すのも一つの方法です。
読者さん: ありがとうございます。自分を大切にします。少しずつでも前に進んでいけそうです。
未来への希望を持つこと
もえ: 本当にそうです!あなたは強い方ですし、乗り越えられる力を持っています。未来はまだまだ可能性に満ちています。自分のペースで、新しい自分を見つける旅を楽しんでくださいね。
読者さん: もえさん、話を聞いてもらえて本当に心が軽くなりました。ありがとうございます。
もえ: こちらこそ、あなたのお話を聞かせてくれてありがとう。いつでもここにいるので、また何かあればお気軽に話してくださいね。あなたの未来が明るいものでありますように。

