読者からの質問:
時効について質問があります。ニュースで山に埋められた死体が見つかって逮捕される事件を見ましたが、もし死体が見つからずに何十年も経った場合、その犯罪は時効になるのでしょうか?それとも、死体が見つかって犯罪が明らかになった時から時効のカウントダウンが始まるのでしょうか?教えていただけると助かります。
時効についての考察
最近、ニュースで山に埋められた死体が見つかって逮捕される事件を見かけた。そのニュースを見て、時効について考えることがあった。もし死体が見つからずに何十年も経ってしまった場合、その犯罪は時効になるのか、それとも死体が見つかった時から時効のカウントダウンが始まるのか、そんなことを考えながら。
まず、時効について少し説明しよう。日本の刑法では、犯罪の種類によって時効が設定されている。例えば、殺人罪の時効は、原則として25年。もちろん、これは犯罪が発生した時からのカウントだ。しかし、死体が見つからなければ、犯人は特定されないし、時効が進まないんじゃないかと思うかもしれない。
実は、刑法第249条によれば、犯罪が発覚した時から時効がカウントされるんだ。つまり、もし死体が見つかって、犯罪が明らかになったときから時効がスタートする。だから、たとえ何十年も経っていても、死体が見つかれば、その時から時効が始まるというわけだ。
私の法学の旅
こういうことを考えていると、大学での法学の授業を思い出す。教授が時効の話をする時、いつも熱心に説明してくれた。その中で、時効の話が進むにつれ、クラスメートたちが「時効って、まるで刑事ドラマみたいだね!」と冗談を言ったこともあった。みんなで笑い合いながら、法律の難しさを少しでも和らげていたのが懐かしい。
また、バイト先の司法書士事務所でも、時効に関する相談を受けたことがあった。あるお客さんが「過去の借金の時効があるから、もう払わなくていいんですよね?」と不安そうに聞いてきた。私はその時、時効がどのように機能するのかを丁寧に説明して、お客さんが安心した顔を見せた瞬間、心がほっこりしたものだ。
さて、法律の話をしていると、どうしても堅苦しさが出てしまう。でも、実際にはこういった法律の話を通じて、他の人とのコミュニケーションが生まれる瞬間が面白いと感じる。時効の話も、その一つだ。時効があるからこそ、被害者や加害者の心情が複雑になることもある。
皆さんの経験を聞かせて
最後に、皆さんにも時効や法律に関するエピソードがあれば、ぜひコメントで教えてほしい。法律は堅いものだけれど、私たちの生活の中に密接に関わっている。そういう話を共有することで、少しでも身近に感じてもらえたら嬉しい。お待ちしている。