読者からの質問:
兄弟にお金を貸しているのですが、15万円という少額とはいえ、他にも親や他の兄弟、同僚からも借りているようです。最近、兄弟が個人再生を行うことになり、「書類手続きが面倒だから、個人再生の支払いが終わった後に自分のタイミングで返済するので、債権放棄に同意してほしい」と頼まれました。
私はこの分野に詳しくないので調べてみたのですが、貸した側にメリットはあるのでしょうか?同意すると返済義務がなくなるとのことですが、兄弟は絶対に返してこないと思っています。実際、2年以上「返すから」と言われているのに1円も返済されていませんし、他の貸した方々に対しても同様です。兄弟は返済が終わったら縁を切りたいと思っているようですが、法的にはできないと聞きました。
この状況で同意する意味はないと思うのですが、むしろマイナスになるだけではないでしょうか?詳しい方からアドバイスをいただけると助かります。昔は優しい兄弟だったのに、今は最低な大人になってしまって本当に悲しく、腹立たしいです。15万円は大切な金額なので、返してほしい気持ちもありますが、半分は返済を諦める気持ちもあります。この状況が続くのがストレスでたまりません。
兄弟への貸付と個人再生のジレンマ
読者からの質問を読んで、思わず私も昔の兄弟との思い出が蘇ってきた。子供の頃、一緒に遊んだり、時には喧嘩したりしながら育った兄弟が、今ではお金のことでこんなに悩むなんて、なんとも言えない気持ちだ。あなたの気持ち、よくわかるよ。15万円という金額は、確かに少額とはいえ、今のあなたにとっては大切な金額だろうし、兄弟との関係がこんな風になってしまったことが本当に悲しいよね。
兄弟の借金と個人再生
さて、具体的な状況に戻ろう。兄弟が個人再生を行うということは、彼の経済状況がかなり厳しいという証拠だ。個人再生は、借金を大幅に減額して、分割払いで返済できるようにする手続きで、債権者にとっては痛手になることが多い。あなたが債権放棄に同意することで、確かに返済義務はなくなるが、これはあなたにとってメリットがあるのか疑問だ。
彼が「支払いが終わったら自分のタイミングで返済する」と言っているが、実際には返してこない可能性が高い。これまでの2年以上のやり取りからも、その予感がする。おそらく、他の親や兄弟、同僚も同じように感じているのだろう。そう考えると、同意する意味は薄いと感じるのも無理はない。
法的な観点からの考察
法的には、兄弟が個人再生をしたからといって、債権者が必ずしも損をするわけではない。もしあなたが債権放棄に同意すると、あなたの権利は消滅することになるので、返済を期待できなくなる。これがいわゆる「債権放棄」のリスクだ。兄弟が債務整理をした後も、あなたが彼にお金を返してもらえる可能性は極めて低いだろう。
それに、兄弟との関係が壊れるのも心配だよね。「返済が終わったら縁を切りたい」という言葉、なんとも寂しい響きだ。兄弟とはいえ、やっぱりお金の問題が絡むと、感情が複雑になるよね。
ストレスをどうするか
あなたがこの状況でストレスを感じるのは当然だ。私も一度、友人にお金を貸したことがあって、その後しばらく連絡が取れなくなったことがある。いざ返済の話をしようとすると、なぜか微妙な空気が流れる。そんな時に、友人との関係がどうなるのか、真剣に悩んだことを思い出す。
結局は、あなたがどうしたいのか、どこまで許容できるのかが大切だ。返済を諦める気持ちがあるなら、その分心の負担を軽くするために、距離を置くのも一つの手かもしれない。もちろん、兄弟とはいえ、金銭の絡んだ関係は慎重に考える必要がある。
最後に
この問題は本当に難しい。あなたがどうするかは最終的にはあなた自身が決めることだけど、少しでも心が軽くなることを願っている。もし他にも同じような経験をした人がいたら、ぜひコメントで教えてほしい。お互いの体験をシェアすることで、少しでも解決のヒントが見つかるかもしれない。