読者からの質問:
相続放棄について教えてください。義両親は70代前半で、子供は3人とも県外に住んでいます。義母は認知症で、義父が世話をしています。最近、義両親が同時期に入院し、預貯金や借金の状況を知ることになりました。義両親は兼業農家で、JAに350万円ほどの借金があります。義母の認知症や義父の収入がないことから、借金が増えているのではないかと不安です。
預貯金は150万円ほどあり、年金は2人で月15万円です。将来的に施設入所や入院が必要になった場合、子供たちでお金を工面しなければならないと思っています。固定資産税は年間8万円です。そこで、義両親が亡くなった後に相続放棄を考えています。
質問ですが、相続放棄は3人兄弟全員で進めた方が良いと思いますが、正義感の強い兄弟が反対した場合、夫だけでも相続放棄は可能でしょうか？相続放棄をすれば、借金や固定資産税を払わなくて済むのでしょうか？その場合、実家に立ち入ること（草払いなど）はできるのでしょうか？
相続放棄の手続きは、義両親が亡くなった後で良いのか、義父が亡くなったタイミングが良いのか、タイミングについても知りたいです。また、気をつけるべきことがあれば教えてください。実子3人は深く考えていないように思います。
相続放棄について考えてみよう
読者からの質問を読んで、相続に関する複雑な状況を感じる。義両親の認知症や借金の問題、そして兄弟間の意見の相違があるなんて、なかなか厳しい状況だ。私も以前、親の相続のことを考えた時にいろいろな感情が湧いてきたことを思い出す。
まず、相続放棄についてだが、確かに義両親が亡くなった後に放棄することが基本だ。相続放棄をすることで、借金や固定資産税を払わずに済むことになる。これは一つの安心材料だ。相続放棄は、基本的には全員で進めた方が良いが、もし正義感の強い兄弟が反対した場合でも、夫だけが相続放棄をすることは可能だ。ただし、その場合、実際に放棄の手続きを進める際には、全員に対しての通知が必要になるから、ちょっとした調整が必要だろう。
さて、実家に立ち入ること、つまり草払いなどについてだが、相続放棄をした場合でも、相続する権利がないため、勝手に入ることは難しい。実際には、義両親が亡くなった後に、相続放棄をするとなると、他の兄弟とも話し合いが必要だ。特に、実子3人が深く考えていない様子だと、意見をまとめるのが大変だ。
タイミングと気をつけること
タイミングについては、義父が亡くなった時点で手続きを始めるのが一般的だ。相続は一度きりの手続きだから、しっかりとした準備が必要だ。私も親が亡くなった時、気づいたら相続の手続きに追われていたことがある。早めに準備しておくと、精神的にも楽になると思う。
気をつけるべきことは、相続放棄の手続きをきちんと行うことと、義両親の財産状況をしっかり把握しておくことだ。特に、借金がどのくらいあるのかを明確にしないと、後々大変なことになる可能性がある。私も親の相続時に、隠れた借金や契約を見つけて驚いた経験があるから、その感覚はよくわかる。
最後に、もし他にもこのような経験がある方がいれば、ぜひコメントで教えてほしい。どんなアドバイスでも、みんなでシェアできると嬉しい。人生の中で避けられない相続の問題、少しでもみんなで助け合えたらいいなと思っている。
