読者からの質問:
優先席について教えてください。
今日、学校帰りに電車に乗っていたら、友達に会いました。その友達は他の知らない友達と一緒にいたので、少し気まずくて離れたところにいたいと思ったのですが、ドア付近には人が多くて立つ場所が少なく、混んでいなかったこともあって優先席に座ってしまいました。優先席は他にも空いている席があったので、必要な人がいたら譲るつもりでした。
その時、隣に座っていたおばさんに「スマホを見るために席に座っているの?」と話しかけられ、驚いてしまいました。おばさんは「他の学生は立っているでしょ、あなたも立ったら?」と言ってきて、無理やり移動させられました。私は捕まるところがないとふらついてしまうので、できるだけ手すりやつり革に掴まれる場所にいたかったのですが…。
優先席って専用の席なんですか?空いていて必要な人がいなくても、常に開けておかなければいけないのでしょうか?必要な人が来た時に譲ることができればいいと思うのですが、立っていると逆に邪魔になることもあると思います。
今回のことがあったので、今後は優先席に座るのをやめようと思います。おばさんの言っていることも理解できますし、こういう人に絡まれるのは面倒なので。ただ、最初に「スマホを見るために座っているの?」と声をかけてきたのが、普通に注意してくれればよかったのにと思って少しムカついてしまいました。
優先席について考える
読者の質問を読みながら、私もいくつかの経験を思い出しました。優先席というのは、確かに微妙な場所です。特に、満員電車の中ではその位置取りが難しいこともありますよね。私も、カリフォルニアから大阪に引っ越した当初、こうした状況に戸惑ったことがあります。今回は、優先席の意味や使い方、また、あなたの体験について考えていきましょう。
優先席の目的
優先席は、身体に障害のある人、妊婦さん、高齢者、そして子供連れの方々に配慮するために設けられています。日本の公共交通機関では、この席に座っていることが許されているのは、必要な人々だけです。優先席が空いているからといって、誰でも自由に座ってしまうと、必要な人がその席に座れなくなってしまうという懸念があります。
私が以前、電車で見かけた光景を思い出します。ある日、席が空いていたので座った若い男性が、突然優先席の近くで杖をついたおじいさんが乗り込んできたとき、席を譲らないでスマホをいじっていたのを見ました。周りの人たちがザワザワし始める中、その男性は結局、周囲の視線に耐えられずに席を譲りました。こうした場面は、優先席の重要性を再認識させてくれます。
あなたの体験について
さて、あなたが体験した出来事ですが、非常に共感できる部分があります。周りの人々の視線や言葉に影響されるのは、特に若い世代にとっては辛いものです。友達に会った時の気まずさや、周囲の人々との位置関係を気にするのも、特に大阪という街では感じやすいことだと思います。
私も大阪に住んでいた頃、満員電車で立つのがとても苦痛だった経験があります。特に、誰かと一緒にいる時の不安感や、「どうしよう、立たなきゃいけないのかな」といった葛藤は、私自身もよく感じました。実際、私も優先席に座っていたことがありますが、その時は特に必要な人がいないと思ったので、少し心の中で葛藤しました。
さまざまな視点
おばさんの言葉にも一理あります。優先席は、必要な人々に譲るべきスペースである、という考え方です。しかし、あなたが述べたように、場合によっては立っているだけでも周囲に迷惑をかけてしまうこともあります。例えば、私は以前、立っているときに揺れる電車の中で、他の乗客に腕が当たってしまった経験があります。立っていることが必ずしも良いとは限らない、ということを思い知らされました。
さらに、優先席は社会的な配慮だけでなく、心理的な側面も含んでいます。私たちの行動や選択は、時には周囲の期待によって左右されることがあります。だからこそ、優先席に座ること自体が気まずいと感じるのは、あなただけではありません。
課題と解決策
今回のような状況では、いくつかの課題が考えられます。まず、優先席に座ることに対する周囲の理解不足や、利用者同士のコミュニケーションが不足していることです。例えば、明確に「優先席に座っている理由がある」と伝えることができれば、おばさんも少し違った反応を示したかもしれません。
解決策としては、周囲の人々に理解を求めることが重要です。必要がある場合は、優先席に座っている理由を少し説明することで、誤解を避けることができるかもしれません。また、自分が優先席を利用する時には、周囲を観察することも大切です。もし周りに必要な人がいると感じた場合には、すぐに席を譲ることができるように心掛けましょう。
感情的な反応とその後の行動
あなたが感じた「ムカつき」も、非常に理解できるものです。私も、誰かに注意されたときに素直に受け止められないことが多いです。特にそれが自分の行動に対するものであれば、なおさらです。でも、こうした感情を持つこと自体は自然なことですし、無理にそれを抑える必要はありません。
私自身、日々の生活の中で感情をぶつけ合うことが大切だと思います。例えば、友人との会話や家族とのコミュニケーションの中で、もやもやした気持ちを言葉にしてしまうことが多いです。それが、次第に自分の行動を見直すきっかけになることもあるからです。
今後の行動と実践的なアドバイス
今後、優先席を利用する際には、以下のポイントを意識してみてください。
1. 周囲の人を観察する – 必要な人がいないかを確認するために、周囲を見回してみましょう。
2. 自分の気持ちを伝える – もし周囲から何か言われた場合は、自分の状況を伝える勇気を持つことも大切です。
3. 譲ることを心掛ける – 自分が優先席に座ることがあっても、必要な人が来た場合にはすぐに譲れるようにしておきましょう。
4. 他の人の視点を理解する – たとえば、おばさんのように、自分が思っている以上に他の人が周囲を気にしているかもしれないことを理解しましょう。
最後に、優先席に関する様々な状況や考え方は人それぞれです。他にも似たような経験がある方がいれば、ぜひシェアしてみてください。私たちが共に考えることで、少しでも理解が深まるといいですね。
