読者からの質問:
左翼の中にも移民受け入れに反対したり、日本人ファーストを支持する人はいるのでしょうか?また、共生社会を訴えている左翼の中にも、実際には共生を望まない人がいると思うのですが、どうなのでしょうか?
左翼の中にある移民受け入れへの様々な視点
旅行好きが高じて、いろんな国を訪れる中で、各国の文化や社会問題に触れることが多くなりました。私が最近訪れた国の一つは、カナダ。そこでの移民政策や社会の多様性について考えさせられることがありました。日本に帰ってから、ふと考えるのが、「左翼の中にも移民受け入れに反対する人はいるのか?」ということです。
カナダでは、多様性が尊重されており、移民や難民を受け入れる姿勢が強い。その反面、日本の左翼も同じような立場を取っているとは限らないんだなと。実際、私の友人の中にも、「移民は危険だ」とか「日本人ファーストが大事だ」と考える左翼の人がいるんですよね。この辺りの考え方が、どうしてそうなるのかを掘り下げてみたいと思います。
共生社会を唱える左翼の矛盾
共生社会を目指すというのは、理想的な言葉に聞こえますが、実際にはそんなに簡単ではないのが現実です。私の経験から言うと、旅先でいろいろな人と出会うと、共生の理想を語る人でも、実際には自分の生活圏が変わることを恐れることが見え隠れすることがあります。
例えば、カナダでは多くの中国系移民と交流しましたが、彼らがコミュニティを形成することによって、地元の文化が影響を受けることを懸念する声もありました。左翼の中にも、移民が増えることで「共生」が実現するのではなく、自分たちの文化が消えてしまうのではないかという恐れがあるんだなと思いました。
日本でも、共生社会を唱える人たちの中には、実際には特定の人種や文化に対する偏見を持つ人がいるかもしれません。「多様性が大事!」と言っておきながら、周りが自分と違うと嫌がる、そんな逆説的な現象を見たことがあります。
私の周囲の左翼的な人々の考え
私の周りには、アートや音楽の場で活躍する左翼的な友人たちがいます。彼らの中には、確かに移民を受け入れることに消極的な意見を持つ人もいます。「日本は日本人の国だ」という考え方を持っているのです。そういう声を聞くと、なんとも言えない複雑な気持ちになります。
ある友人は、「移民が増えると、日本の文化が変わってしまうから、やっぱり日本人ファーストがいい」と言っていました。文化的アイデンティティを守るという意見も一理あるし、彼の気持ちも理解できる部分がある。ただ、私はやっぱり、多様性の中での共生が大事だと思ってしまうんです。
人々の思考の多様性
旅をしていると、様々な意見や考え方に出会います。特に、移民や共生に関する考え方は国によって全く違ったりする。アメリカに行った時、友人とディスカッションをした際も、「移民が経済成長に貢献する」とか「文化が豊かになる」といった意見が飛び交いました。
それに対して、日本では「移民が犯罪を増やす」とか「職を奪う」なんて意見もよく聞きます。この辺りが、左翼と呼ばれる人たちの中でも意見が分かれる原因なのかもしれませんね。
共生を実現するために
結局、共生を目指すにはどうすればいいのか、考えさせられることが多いです。私自身、様々な国での経験を通じて、多様な文化が共存することの大切さを実感してきました。日本でも、もっとオープンな心を持って接することができれば、移民と共に暮らす未来も実現するのではないかと思います。
共生を話すとき、理想論だけではなく、現実的な問題にも目を向ける必要があります。経済や社会の問題は簡単ではないけれど、お互いを理解しあうための努力は欠かせないと思うんです。ネットでの意見も多様ですが、実際に会って話すことで、理解が深まることもあるでしょう。
最後に
左翼の中でも移民受け入れに反対する意見があるのは、私自身の経験からも確かです。また、共生を訴える人たちの中にも、実際には様々な思惑や恐れがあることも理解できました。これからも、異なる文化や意見に触れながら、もっと深く考えていきたいと思います。
旅を通じて得た視点や経験をもとに、これからの社会をどう築いていくのか、一緒に考えていく仲間が増えると嬉しいですね。そして、何よりもお互いを理解し合うことが、共生への第一歩だと信じています。
