「他人の家族」と向き合うこと
先日、友人とカフェでお茶をしていた時のこと。彼女がふと、「ねえ、私って変かな?」と切り出しました。彼女は最近、再婚を考えている彼氏がいて、その彼氏には前の結婚でできた子供がいるんだそうです。でも、彼女はその子供の面倒を見る気がまったくないと言うんです。
「だって、私が愛してるのは彼であって、その子供じゃないんだもん。彼の家族は他人だと思ってるの。それっておかしい?」
彼女の言葉を聞いて、私は少し驚きました。でも、同時に「なるほどな」とも思いました。確かに、夫や妻の両親や、再婚相手の子供たちとどう向き合うかって、難しい問題ですよね。
「他人」と「家族」の境界線
私自身、結婚してから夫の両親との関係に悩んだことがあります。義母がよく家に来て、私の料理に口を出してくるんです。「もっと塩を入れなさい」とか「この野菜は切り方が違う」とか。最初はイライラして、「他人なのに、なんで私の料理に口を出すの?」と思っていました。
でも、ある日、義母が「あなたの料理、私が若い頃に作ってた味に似てるのよ」と言ってくれたんです。その瞬間、なんだか急に彼女が「他人」ではなくなった気がしました。彼女も私と同じように、家族のために料理を作ってきたんだな、って。
「面倒を見る」って何?
「面倒を見る」って、具体的に何を指すんでしょう? お金を出すこと? 時間を割くこと? それとも、ただそこにいること?
私の友人は、再婚相手の子供の面倒を見たくないと言っていましたが、それは「お金を出したり、学校の送迎をしたりするのは嫌だ」という意味だったようです。でも、彼女はその子供と一緒に遊んだり、話を聞いたりすることは全然苦じゃないと言っていました。
「面倒を見る」って、実はそんなに重いことじゃないのかもしれません。ただ、その人と一緒に時間を過ごすこと。それだけで十分なのかも。
「他人」と思っていたら、気が楽になる
私の友人は、「彼の家族は他人だと思ってる」と言っていましたが、実はそれってすごく正直な気持ちだと思います。無理に「家族」と思おうとしなくても、まずは「他人」として接してみる。それでいいんじゃないかな。
私も義母との関係で、最初から「家族」と思おうとしなくてよかったな、って思います。まずは「他人」として接して、少しずつ距離を縮めていったからこそ、今では本当の「家族」のような関係になれたのかもしれません。
最後に
「他人の家族」とどう向き合うかは、人それぞれだと思います。無理に「家族」と思おうとしなくても、まずは「他人」として接してみる。それでいいんじゃないでしょうか。
みなさんはどう思いますか? 夫や妻の両親、再婚相手の子供たちとどう向き合っていますか? ぜひコメントで教えてくださいね。
#家族 #再婚 #人間関係 #夫婦 #子育て #他人