読者からの質問:
私の父方の伯母が亡くなり、遺産が一億円ありました。遺言書があり、弁護士に遺贈されています。もしその弁護士が受け取りを拒否した場合は、2団体に寄付されることになっています。
遺言書は公正証書で、弁護士が受け取っています。遺言書がなければ、私の父が受け取るはずでしたが、父は10年以上前に亡くなっています。そのため、私と兄が受け取ることになるはずでしたが、遺言書があるため、私たちは遺留分を受け取れません。
しかし、私の母と伯父は諦めず、何とか取り戻そうとしています。5人の弁護士に相談しましたが、皆「無理」と言われました。6人目の弁護士が調査した結果、伯母は遺言書作成時に認知能力があったことが分かり、もうどうしようもない状況です。
仮に弁護士への遺贈が無効になったとしても、結局は2団体に寄付されるため、私たちには何も残りません。それでも伯父は「奪い返せる」と言い続け、母を惑わせています。伯父は、遺言書作成時より前は伯母がもっとボケていて、弁護士が騙したと言っていますが、証拠はありません。
伯父は調停をすればいくらかは取り戻せると言っていますが、実際に可能なのでしょうか？彼は自称弁護士より知識があると自慢していますが、遺留分については全く理解していません。ただ、甥も相続できると言い張っています。
遺言書と遺留分について考える
最近、友人からこんな相談を受けた。父方の伯母が亡くなり、遺産が一億円もあるというのだ。しかも、遺言書が公正証書で作成され、弁護士に遺贈されているとのこと。もしその弁護士が受け取りを拒否すれば、2団体に寄付されるという条件付きだ。なんとも複雑な状況で、友人の母と伯父は「何とか取り戻そう」と奮闘している。
彼の話を聞いていて、思わず笑ってしまったのは、伯父が自称弁護士だということだ。しかも、自分には法律の知識があると自慢しているのだが、遺留分については全く理解していない様子。相続に関する話が進む中で、伯父が「甥も相続できる」と言い張っているのは、本当におかしかった。遺言書が作成された時に、伯母が認知能力があったことが確認されているため、彼の主張が通る余地はないのだが。
遺言書の強さと法律の現実
遺言書がある場合、原則としてその内容が優先される。だから、伯母の遺言書に従えば、友人の家族は遺留分を受け取ることはできない。おそらく、母と伯父が「奪い返せる」と信じるのは、どこか希望を持ちたい気持ちから来ているのだろう。しかし、実際には、6人の弁護士に相談した結果、「無理」との意見が出ている。やはり、法律の世界は厳しい。
伯父が調停を提案しているが、実際にそれが有効かどうかは疑問だ。調停は、相続の権利を主張する場ではあるが、遺言書の内容に反する形で進めるのは難しい。友人も、伯父の言葉に惑わされず、冷静に状況を見極めることが大切だと思う。このような法的トラブルは、感情が絡むからこそ、余計に難しくなる。
最後に
このような話を聞いていると、法律の難しさと同時に人間の感情の複雑さを感じる。法律は冷たいものであるかもしれないが、そこには人の思いが必ず絡んでいる。友人の伯母も、きっと自分の意志を大切にしたかったのだろう。伯父の言葉に惑わされず、友人が自分の道を見つけられることを願っている。
皆さんも、似たような経験や法律に関するお話があれば、ぜひコメントで教えてほしい。自分の周りでも、法律に関するトラブルはたくさんあるから、一緒に考えていけたらいいなと思う。
