読者からの質問:
DV被害にあったのは2年前で、外傷は治ったものの、PTSDを抱えて治療中です。夫からの暴力や監禁、拷問を受けた経験があります。以前にも別居をしていたため、関係修復を試みた際に再びDVを受けました。それ以来、夫とは直接会っていません。怪我のため働けなくなり、子供たちを養うために婚姻分担金の請求をしましたが、夫からは1年以上生活費をもらっていなかったため、すぐに成立しました。夫は離婚調停を申し立てましたが、私の治療が優先と判断されて不調になりました。
県の女性相談所や弁護士に相談しましたが、夫への厳罰は難しいと言われ、離婚を考えるよう勧められました。事件当時の写真や病院の診断書もありますが、現行犯でないことや証拠がないため、犯罪として認められないと言われました。警察に連絡できなかった状況についても理解されず、時間が経っていることが理由で立件が難しいとも言われました。
2年経ってやっと警察に行けるようになりましたが、事件の内容を話すことで二次被害を受けるのが辛いです。加害者に罰を与えられないことに対する苦しみをどうにかしたいのですが、本当に罰を与えることはできないのでしょうか?他の被害者の方々はどのように証拠を集めているのでしょうか?教えていただけると助かります。
DV被害者の苦しみとその後の道のり
まず、あなたの質問に対して心からお悔やみを申し上げる。DVの被害は本当に辛い経験だ。体の傷は治っても、心の傷はなかなか癒えないものだと思う。私も、法律の世界にいる中で様々な被害者の方々の話を耳にしてきたが、その苦しみは計り知れない。
あなたが言うように、DVの証拠を集めることは非常に難しい。特に、時間が経ってしまった場合、証拠が乏しくなるのは事実だ。現行犯でない場合、警察も動きにくい。私の知人にも、同じように苦労している方がいた。彼女は、DVの現場を録音したり、友人に証言を依頼したりして、少しずつ証拠を集めていた。そういった小さな積み重ねが、後々大きな助けになることがある。
証拠集めの工夫
具体的に、どうやって証拠を集めていくのか。まずは、日記をつけることだ。心の中で思っていることや、夫からの暴力の内容を詳細に書き留めておく。時間が経つと、記憶が薄れてしまうから、できるだけ新鮮なうちに記録することが大切だ。それと、もしも友人や家族があなたの状況を知っているなら、その方々に証言をお願いするのも良い。実際、目撃者の証言があると、かなり強い証拠になることが多い。
また、医療機関の診断書も重要だ。あなたがすでに病院に行っているのなら、その診断書をしっかり保管しておいてほしい。医療記録は、治療の過程を示す大事な証拠になる。時には、その記録を基に専門家に意見を求めることもできる。
加害者への罰を求める道のり
加害者に罰を与えることができないという現実は、本当に辛いことだ。しかし、諦める必要はない。あなたの声を届けるために、法的手続きを進めることが大切だ。警察に行く勇気を持ったことは、第一歩として非常に重要だ。もし、二次被害が心配なら、支援団体やカウンセラーと一緒に行くことを考えてみてほしい。彼らがあなたをサポートしてくれる。
私自身、法的な手続きで何度も心が折れそうになったことがある。そんな時、友人たちとお菓子を食べながらおしゃべりして、気分転換を図ることが多かった。笑い合うことで心が軽くなり、また前に進む力が湧いてきた。
最後に、あなた自身の心のケアも忘れずに。自分の感情や思いを大切にすることで、少しずつでも前に進めると思う。もし、他の被害者の方々がどのように苦しみを乗り越えているのか、アドバイスを持っているなら、ぜひコメントで教えてほしい。みんなで支え合って、少しずつでも明るい未来に向かっていけたらいいなと思う。